CAFE MEMBERS

終電後の喫茶にいる顔ぶれ

主人公は、名作を何も覚えていないと気づいたチヒロ一人です。マスターの綴とセンは解釈の正しさを証明せず、チヒロが結末の扱いを決め、原典の頁を自分で開くのを助けます。

喫茶店で一冊を読み直すチヒロカウンターで本を差し出すマスター綴今夜の一冊のそばで読み直しを待つ黒猫セン
一夜に読み直すのは一冊、開くのは一場面だけです。読破の数ではなく、持ち帰る一節と、また開きたくなるかを見ます。
01喫茶店で一冊を読み直すチヒロ

読み直す人(読者代理)

チヒロ

「『こころ』、高校で読んだはずなんです。何も覚えていなくて。」

記事での仕事: 覚えていない作品への戸惑いを言葉にし、読み終えた夜に一節を栞へ残します。

性格と物語での変化
望んでいること
覚えていない名作を、今の自分の言葉でもう一度読みたい。
揺れるところ
教養として読まなければという義務感と、素直に面白がりたい気持ちの間で揺れる。
変化
読むべき本を数える人から、今夜の一冊と一節を持ち帰る人へ。
02カウンターで本を差し出すマスター綴

元校正者のマスター

綴

「結末まで話しますか。それとも、伏せておきますか。」

記事での仕事: 結末まで話すか伏せるかを最初に問い、引用が原典どおりかを確かめます。読みは断定しません。

性格と物語での変化
望んでいること
客が原典の頁を、自分の手で開くこと。
揺れるところ
読みを一つに正したくなる校正者の癖を、問い返すことでこらえる。
変化
赤字を入れる校正者から、客の読みが立ち上がるのを待つマスターへ。
03今夜の一冊のそばで読み直しを待つ黒猫セン

今夜の一冊のそばに座る黒猫

セン

「(一冊の隣で、頁を開く人を黙って待つ)」

記事での仕事: 今夜の一冊のそばに座って、頁を開く人を待ちます。正しい解釈や読むべき本は決めません。

性格と物語での変化
望んでいること
読むべき本ではなく、今夜開ける一冊のそばにいたい。
揺れるところ
一冊のそばには座れても、その作品の正しい解釈は決められない。
変化
気まぐれな選書係ではなく、読み直す一節を見守る夜の相棒へ。